
「先生、腰が重くて、足もだるくて冷えて、たまに足がつったり、むくんだりするんです」
腰痛には、足の疲れから来る腰痛、肩こりが腰に降りてきての腰痛、内臓の疲れから来る腰痛、腰に激痛が走る腰痛などがあります。どのタイプの腰痛か判断するため、問診と触診をおこないます。
まずは下半身(おへそから下)の「こり」をみていきます。このような場合、足がパンパンに張っています。下半身の「こり」を押圧法でゆるめながら、血行を良くします。腰痛の患者さんは、背中も張っています。背中の筋肉をゆるめ、足の筋肉もゆるめて腰の負担を軽くしていきます。寝るときにクッションなどを敷いて足を高くするのが良いでしょう。半身浴も効果的です。

「先生、腰が伸びにくいんです、あいたたたた」
このような症状の方は、肩にものすごく大きな石がのっているようなもので、その石の重みが、背中から降りて、腰に負担をかけています。肩こりの治療を広い範囲にほどこし、胸側、背中側で筋肉をゆるめていきます。同時に足の疲れもとりながら、腰の負担を軽くしていきます。
日頃の対策としては、呼吸を整えながら、ゆっくりしたストレッチをおすすめします。ラジオ体操も効果があります。

「先生、重い、鈍痛みたいな、なんだろう、けど腰まわりが苦しい」
このような場合は、問診に時間をかけます。過去に手術の経験はないか(幼い頃からの細かなことまでお聞きします)、酒、タバコ、食べ物の好き嫌い、ストレス、職業など、お話しいただける範囲で聞かせていただきます。腰まわりを胸側、背中側で重点的にみながら、全身を触診し、治療を進めます。さらに生活習慣を見直していただくアドバイスもいたします。

「先生、ぎっくりやってしまいました」
「動けますか?」
「どうにか少しずつなら、あいたたた」
このような場合、時間をかけて問診いたします。何をしていてなったのか、どういう体勢になれば痛いのか、今までにぎっくりの経験はあるか、さらには生活習慣ついてなど、詳しい話をお聞きします。痛みがある部位から、広い範囲で触診していきます。ほとんどの場合、痛みが出ている近くにカチカチになっている部分があります。その部分を押圧法でゆるめながら、まずは痛みを軽くしていきます。何日か安静にしていただき、痛みが軽くなったら、全身の筋肉をゆるめながら血行をよくしていきます。